君はひとりじゃない
(C)Jacek Drygala
病気で母を亡くした娘オルガと検察官の父ヤヌシュ。心身を病んだオルガは摂食障害となり、日に日にやせ細っていく。喪失感を拭えないヤヌシュは、検察官として立つ事故現場で”人の死”に何も感じなくなっていた。互いに傷つけ合って溝が深まっていくばかりの二人。娘の体を見かねたヤヌシュはオルガをセラピストのアナもとへと通わせてリハビリをさせるが、そのセラピストによる療法は普通では考えられないものだった。
2015年のベルリン国際映画祭でマウゴシュカ・シュモフスカが銀熊賞(監督賞)を受賞。