江戸一寸の虫

(C)1955 日活
幕末、譲夷を叫ぶ旗本侍青木彌太郎は、役人や異人と結托して金儲けに狂奔する桑名屋を襲い、奪った千両箱を手土産にして新徴組に走った。ある日、水戸藩を脱藩した熱血青年の清水清次が、根岸の寮に吉原上りの愛妾おたつと住む彌太郎を訪ね、貪欲な父上月小藤太が不浄の金を集めていると打ち明けた。その夜、上月家に忍び入った彌太郎は、清次の妹妙の度胸と美しさに心を惹かれた。

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