潜水服は蝶の夢を見る
(C)Pathe Renn Production-France 3
ELLE誌の編集長として活躍していた、ジャン=ドミニク・ボビーは、病室で目覚めた。脳硬塞で倒れて運ばれたことを徐々に思い出す。だが、言葉が通じない。意識ははっきりしているのに、身体全体が動かない。唯一動かせるのは、左眼だけ。死んでしまったほうがましだと思った。そんな彼に、言語療法士のアンリエットは、瞬きでコミュニケーションをとる方法を教えてくれる。そして、彼の希望は未来へと向かっていくのだった。ある日、彼は瞬きで自伝を綴ることを始めた。出来上がった自伝「潜水服は蝶の夢を見る」は、世界31カ国で発売されるやベストセラーとなり、一大センセーションを巻き起こすのだった。
2007年のカンヌ国際映画祭でジュリアン・シュナーベルが監督賞を受賞。
- 公開日
- 2008年2月9日(土)
- 監督
- ジュリアン・シュナーベル
- 脚本
- ロナルド・ハーウッド
- 撮影
- ヤヌス・カミンスキー
- 音楽
- ポール・カンテロン
- 出演
- マチュー・アマルリック エマニュエル・セニエ マリ=ジョゼ・クローズ アンヌ・コンシニ オラツ・ロペス・ヘルメンディア ジャン=ピエール・カッセル マリナ・ハンズ マックス・フォン・シドー イザック・ド・バンコレ エマ・ドゥ・コーヌ パトリック・シェネ ニエル・アレストリュプ
- 製作年
- 2007
- 製作国
- 仏=米
- 原題
- THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY
- 上映時間
- 112
- INTRODUCTION
- ELLE誌編集長ジャン=ドミニク・ボビーは、脳硬塞で倒れ、身体の自由を失ってしまった。唯一動く左眼のまぶたの瞬きを使い、自伝「潜水服は蝶の夢を見る」を書き上げる。それは、フランスで14週連続、イギリスで6週連続ベストセラー1位を記録した。その奇跡の実話を、「夜になるまでに」でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞した、ジュリアン・シュナーベル監督が溢れる色彩と映像美で完全映画化。2007年のカンヌ国際映画祭で見事に監督賞、高等技術賞を受賞した。主演は「ミュンヘン」のマチュー・アマルリック。内縁の妻セリーヌ役は「赤い航路」のエマニュエル・セニエ、言語療法士のアンリエットにマリ=ジョゼ・クローズ、編集者クロードにアンヌ・コンシン、ほかオラッソ・ロペス・ヘルメンディア、マリナ・ハンズ、マックス・フォン・シドーなど名優たちが結集した。撮影は、「プライベート・ライアン」でアカデミー賞撮影賞を受賞したヤヌス・カミングスキー。脚本は「戦場のピアニスト」でアカデミー賞脚色賞を受賞したロン・ハーウッドが担当している。
- STORY
- ELLE誌の編集長として活躍していた、ジャン=ドミニク・ボビーは、病室で目覚めた。脳硬塞で倒れて運ばれたことを徐々に思い出す。だが、言葉が通じない。意識ははっきりしているのに、身体全体が動かない。唯一動かせるのは、左眼だけ。死んでしまったほうがましだと思った。そんな彼に、言語療法士のアンリエットは、瞬きでコミュニケーションをとる方法を教えてくれる。そして、彼の希望は未来へと向かっていくのだった。ある日、彼は瞬きで自伝を綴ることを始めた。出来上がった自伝「潜水服は蝶の夢を見る」は、世界31カ国で発売されるやベストセラーとなり、一大センセーションを巻き起こすのだった。
- CASTING
- ●マチュー・アマルリック 1965年10月25日生まれ。フランス出身。96年「そして僕は恋をする」でセザール賞有望男優賞受賞。主な出演作は、「溺れゆく女」(98)、「キングス&クイーン」(04)、「ミュンヘン」(05)など。 ●エマニュエル・セニエ 1966年6月22日生まれ。フランス・パリ出身。85年「ゴダールの探偵」で映画デビュー。主な出演作は「フランティック」(88)、「赤い航路」(92)、「ナインス・ゲート」(99)、「ヴァンドーム広場」(98)、「ニルヴァーナ」(96)、「バディ・ボーイ」(99)、「フレンチなしあわせのみつけ方」(04)など。 ●マリ=ジョゼ・クローズ 1970年2月23日生まれ。カナダ出身。00年「渦」でジェニー賞、バンクーバー映画批評家協会賞受賞。主な出演作は、「バトルフィールド・アース」(00)、「アララトの聖母」(02)、「みなさん、さようなら」(03)、「ミュンヘン」(02)など。 ●アンヌ・コンシニ 1963年5月25日生まれ。舞台女優として活躍。81年「夢・夢のあと」で映画デビュー。主な出演作は「愛されるために、ここにいる」(05)、「灯台守の恋」(03)、「あるいは裏切りという名の犬」(04)など。 ●エマ・ド・コーヌ 1976年9月9日生まれ。フランス・パリ出身。97年「Un frere」でパリ映画祭最優秀女優賞、セザール賞最有望新人賞を受賞。主な出演作は、「ナイヴス・アウト」(01)、「ミッション・クレオパトラ」(02)、「ジョルジュ・バタイユ・ママン」(03)、「恋愛睡眠のすすめ」(05)など。
- 配給会社
- アスミック・エース