戦国自衛隊1549
(C)「戦国自衛隊1549」製作委員会
人工磁場発生器の実験が、秘密裏に陸上自衛隊で行われていた。神崎怜は、判断ミスにより大規模な暴走事故を起こしてしまった。それは、的場の率いる実験部隊が時空の震動に呑み込まれてしまい、460年前の戦国時代へとタイムスリップしたのだった。そして、日本各地に虚数空間ホールが現れはじめた。一般市民には極秘にされたこのホールは、大きく成長していき、やがて現代の日本を侵食し始めていったのだ。鹿島勇祐は、かつて的場が作った特殊部隊Fユニットの一員であった。しかし、今では居酒屋の雇われ店長をしている。ある夜、店に訪れた怜から、事の真相を聞いてしまう。時空の彼方に消えてしまった的場たちを救うために、また「ホール」による現代の消失を止めるために、防衛庁は2度目のタイムスリップ計画をすすめているということ。怜は的場のことを良く知っている鹿島に協力を求めて来たのだった。鹿島は的場が作った、攻略不能の演習シナリオD-3を唯一攻略した人間だった。だから鹿島なら、的場の行動パターンが読めるだろう。一度は断ったものの、戦国時代から現代にやってきた侍の七兵衛と出会い、救出部隊ロメオに参加することを決めた。2度目のタイムスリップは、意図的に時空震を起こし、過去へと旅立って、的場たちを救出する。時間は74時間26分しかない。それを過ぎるともう二度と現代へは帰れなくなってしまう。果たして救出は出来るのだろうか。