ワイルド・フラワーズ
(C)2004「ワイルド・フラワーズ」制作委員会
アイアン飯島が死んだ。彼女は女子プロレス団体“ガリンペイロ”の創設者にして女社長である。その遺書には、周囲には知られざる息子・伸一に後を頼むというメッセージがあった。残された女子レスラーたちは伸一を捜し当て社長になるよう頼むが、クラシック音楽と料理を愛し、医者となるべく医大で研修医生活をしていた伸一は相手にしないのだった。しかし、伸一は女子レスラーたちの激しい勧誘活動で医大を追い出されてまう。しかたなく、ガリンペイロの道場の上にある社長室での生活を始めるはめになってしまった。気弱で可憐な桐島みどりと、元ヤンキーでウェイトレスをしていた中島涼子の2人もこの団体に転がり込んできた。やがて2人はデビューし、今までのガリンペイロには無かったタイプのレスラーとして注目され、伸一はこの二人にタッグチーム“天使と悪魔”を結成させる!少しずつガリンペイロの人気が上がり出す頃には、伸一も少しずつ“プロレス”に興味を持つようになる。 しかしそんな矢先に営業担当の持ち逃げ事件が発生。経営困難となったガリンペイロは、大手Jリングの勧めで解散・合併へという筋書きの試合を組むことになってしまう。その大一番でメインに抜てきされたのは桐島と中島。そして桐島はある計画を中島に打ち明けるのだった。