東京ゴッドファーザーズ

(C)2003 今敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会
2003年11月8日(土)公開
現代の東京を舞台に、3人のホームレスがクリスマスの夜に偶然見つけた捨て子の親探しに奮闘するファンタジー・ドラマ。
公開日
2003年11月8日(土)
監督
今敏
脚本
信本敬子 今敏
撮影
須貝克俊
音楽
鈴木慶一
声優
江守徹 梅垣義明 岡本綾 飯塚昭三 加藤精三 石丸博也 槐柳二 屋良有作 寺瀬今日子 大塚明夫 小山力也 こおろぎさとみ 柴田理恵 矢原加奈子 犬山犬子 山寺宏一
製作年
2003
製作国
日本
原題
Tokyo Godfathers
上映時間
90
INTRODUCTION
日本発のアニメが世界の映画界の話題を独占している。そんな中、今敏監督は、日本固有でかつ斬新な映像を次々と世界に向けて提示し続ける最大の注目株だ。第1回監督作品『パーフェクトブルー』(98)は、海外で高く評価され、第2作『千年女優』(02年)は公開前からドリームワークスによる全米配給権取得が決定した。また、第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、東京アニメアワード劇場映画部門最優秀作品賞、第6回ファンタジア映画祭(カナダ)最優秀アニメーション映画賞など内外の数々の賞を獲得したのだ。そんな監督の最新作がソニーピクチャーズエンタテインメントが全米配給を視野に入れて送り出す『東京ゴッドファーザーズ』。本作品は日本公開に先がけて、ニューヨークのBAAF(Big Apple Anime Fest)2003でもワールドプレミア上映が予定され、早くも参加者注目の的となっている。捨てられた赤ちゃんを助けようと奮起するホームレス3人組の前には、次から次へと“幸運”が積み重なっていく、この“幸運”が、次の場所へ、次の出会いへと彼らを導いていく。そんなラッキーづくしのストーリー展開は、この映画の大きな見どころだ。脚本は『カウボーイビバップ』『白線流し』などの代表作を持つ信本敬子。音楽は北野武監督最新作『座頭市』でも音楽を担当するムーンライダーズの鈴木慶一。キャラクターデザイン(今敏と共同)と作画監督は『ホーホケキョとなりの山田君』『千年女優』の小西賢一。原画マンも『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の作画監督・安藤雅司、『平成狸合戦ぼんぽこ』の作画監督・大塚伸治といった日本を代表するアニメーターが結集している。
STORY
元競輪選手のギンちゃん(江守徹)、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん(梅垣義明)そして家出少女のミユキ(岡本綾)の3人組。彼らはホームレスだが、新宿の町の片隅に、威勢よく生きている。ある時、ゴミ袋の山の中から、大きな泣き声が聞こえてくる。そこには天使のような赤ん坊がいた。ギンちやんは捨て子だから警察に行けとわめくが、ずっと赤ん坊が欲しかったハナちャんは“清子”と名前も勝手に決めてしまった。かくして3人の奇妙な名づけ親“ゴッドファーザーズ”は、捨て子の「親探し」を始めることになった。手がかりは、スナックの名刺と数枚の写真。この子は幸運のプレゼントをもたらす赤ん坊なのだろうか、運命の出会いが次々と3人の前に訪れるのだった。そして3人は、高級車と地面の間にはさまり苦しんでいたヤクザの男、太田を助けた。この出会いは、まさにラッツキー。太田の行き先とは娘の結構式で、その結婚相手こそが、探していたスナックのオーナー、ミツオだった。こうして少しづつ運命の出会いがあり、手がかりがつかめそうになるが、次々といろんな事件が起こってしまう。はたして、ホームレス3人組は解決することができるのだろうか。赤ん坊の運命は?
CASTING
●梅垣義明 1959年7月12日岡山県生まれ。1984年よりWAHAHA本舗に参加。テレビバラエティ番組やCM出演など、各方面で活躍。主な出演作は、『夢魔』(94)、『ガメラ2 レギオン襲来』(96)、『20世紀ノスタルジア』(97)、十五才 学校IV』(98)、『御法度』(99)、『巌流島』(03)など。 ●岡本綾 1982年12月9日東京都生まれ。1991年、五社英雄監督『陽炎』でデビュー。主な出演作は、『学校の怪談』(94)、『いちご同盟』(97)、『老親』(00)、『おぎゃあ。』(02)、『あずみ』(03)、TVでは、NHK連続テレビ小説『オードリー』(01)の主演でブレイク。NHK大河ドラマ『元禄繚乱』(99)、NHKドラマ舘『終のすみか』(99)、NHK月曜時代劇ロマン『一絃の琴』(99)など。 ●江守徹 1944年1月25日東京都生まれ。1963年文学座本公演の『トスカ』で初舞台。『オセロー』(73)イヤーゴ役にて第8回紀伊國屋演劇賞個人賞、映画『社葬』(89)にて日本アカデミー賞優秀助演男優賞、『ウエストサイドワルツ』(94)『恋いぶみ屋一葉』(94)にて第2回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。代表作は、『マルタイの女』(97)、『<39>[刑法第三十九条]』(99)、『陽はまた昇る』(02)など。アニメ映画では、『さよなら銀河鉄道999』(81)『幻魔大戦』(83)、『ドラえもん のび太の南海大冒険』(98)など。
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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