この悲しき冤罪事件は決して他人事ではない―『罪深き少年たち』メイキング映像が解禁!

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6月5日(水)

社会派監督のチョン・ジヨンが監督が、映画界を代表するベテラン俳優ソル・ギョング主演に迎えた衝撃の実録サスペンス『罪深き少年たち』よりメイキング映像が到着した。

1999年に全羅北道(チョルラプクト)完州郡(ワンジュグン)参礼邑(サムレウプ)の「ナラスーパー」という小さな商店に3人組の強盗が侵入し、寝ていた70代女性を殺害した後現金などを盗んだ「参礼(サムレ)ナラスーパー事件」を基に、濡れ衣を着せられた少年たちの無実の罪を晴らそうと、1人の刑事が警察と検察の闇を炙り出すべく奮闘する姿を骨太に描く。


今回到着したメイキング映像には、撮影風景と共に、ソル・ギョングら豪華キャスト陣が本作の基になった冤罪事件や自身が演じたキャラクターへの思いを語る姿が収められている。参礼ナラスーパー事件について、「忘れてはいけない事件だ」、「自分ならどうするか…」と重たげに口を開くキャストたちの表情からは、事件の深刻さだけではなく、同じ社会に生きる大人として無垢な子供を守ることのできない体制に対する責任すら感じていることが伝わってくる。

『罪深き少年たち』メイキング映像

“過去と現在を生きている”と評される監督が「決して他人事ではない」と述べるように、韓国警察の不正捜査は彼らにとっていつ自分に降りかかってもおかしくなく、何度も映画化の題材になるほど深刻な問題として認識されているのだ。そんな題材を扱うにあたり、監督もキャストも並々ならぬ覚悟で撮影に挑んでいることも映像から見て取れる。ソル・ギョングは、16年後のやつれたファン・ジュンチョルを表現するために、1週間の断食を決行したという。また、監督が作中の重要なセリフについて、「世界に向かって叫ぶように」と熱くなって演出を行う姿も非常に印象的だ。全編を通し、過去の負の遺産を改めて現在に発信することの意義を真摯に受け止め、使命感に燃える彼らの熱い思いが伝わってくるメイキング映像となっている。


合わせて名優ソル・ギョングの演技に臨む姿勢が垣間見えるメイキング画像2点も解禁となった。果たして真実を追い求める刑事ファン・ジュンチョルと、ソル・ギョングをして“究極の悪役”と言わしめたチェ・ウソンとの対決の行方は?少年たちの無実を証明し彼らを救うことはできるのだろうか?

6月7日(金) シネマート新宿 ほか 全国ロードショー

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