若葉竜也&宇野祥平が大暴露『市子』ゆるくフリートークで本作の反響・撮影の裏側を振り返る大ヒット御礼トークイベントを開催!

(C)2023 映画「市子」製作委員会
12月28日(木)

抗えない過酷な宿命を背負ったひとりの女性・川辺市子の切なくも壮絶な人生を描いた映画『市子』。12月27日に都内劇場で大ヒット御礼トークイベントが行われ、市子の恋人・ 長谷川義則役を演じた若葉竜也と、その長谷川とともに市子を追う刑事・ 後藤修治役を演じた宇野祥平が、戸田監督の進行でフリートーク。ゆるく、そして和気あいあいとした雰囲気に会場は終始笑いに包まれた。

まず、本作の周囲からの反響について宇野は「先日まで撮影をしていたのですが、そこのスタッフや顔見知りの方からも、『市子観ました』と何人にも言われましたね。」と市子の盛況ぶりを語り、若葉は、「SNSで書かないでくださいね」と前置きし、ある役者仲間から、「市子お客さん入ってますね。“『市子』を観る会”やるので。」と宣言されたことを暴露。その会の役者陣や監督の面々を聞いた戸田監督は、「それは怖いですね」と笑いながら恐縮し、喜びを隠せない様子を見せた。さらにトークは続き、宇野からも本作に関する暴露話が。「オファーをもらった時、第19稿だったと思うんですよね。最終的に24稿ですか…、すごい来るなと思って。途中あんまり来すぎるんで読まなかったんですよ(笑)」と練りに練られた本作の改稿の多さに途中の脚本は読んでいなかったことを暴露し、笑いを誘っていた。


そして3人のトークは、撮影の際の裏話へ。前日に本イベントに向けて自身のInstagramにてライブ配信を行ったという若葉が、「いっぱい裏話みたいなもの昨日インスタライブでやっちゃったんですよ(笑)、回想シーンで食べるプリンはモロゾフだよ、あと市子と長谷川が映画を観ているシーン、あれはチャーリーとチョコレート工場という設定だよ、とか。」と話すと、監督は「チャーリーとチョコレート工場はちょっとハッピーな気持ちで観られるだろうなと思った」と明かし、実際の撮影では照明が光っているだけだったそうだが、設定に対する演出のこだわりを振り返った。


裏話はさらに続く。若葉演じる長谷川が原付で走るシーンについては、宇野と若葉が撮休の日に脚本について熱く語り合う中で、ワンカットで撮ることを思いついたことで生まれたシーンであることを明かした。戸田監督はこの提案を採用し、「長谷川の気持ちが動き出すところが原付のシーンだから、ワンカットで疾走するというか、動き出して行動し始めるっていうところをワンカットでやろうよということになりました。」と語り、若葉も「前日に軽トラ借りて(リハーサル)やったんですよね」と、宇野らと共に印象的なシーンが生まれた瞬間を振り返った。


時間を忘れるほどにトークは続いていたが、最後に宇野は、「(再演となる)市子の舞台もぜひ見てもらえればと思いますし、若葉君が出ています“愛にイナズマ”も素晴らしいのでぜひ観てください。」と、本作を共に駆け抜けた2人が関わる作品に触れつつ感謝の気持ちを伝えた。若葉も「観てくれた人誰か1人にちゃんと深く突き刺さればいいなと思って一生懸命作りました。もし共有できる方がいらっしゃる人は、自分の言葉でその人に勧めてみてください。」と話した。戸田監督は「若葉さんと宇野さん来てくださいましたけど、本当に大好きで素敵な俳優さんと、いつも支えてくれたスタッフと、人生にとって大切な作品を作れて。公開されて数週間経ちますけど、こうしてたくさんのお客様にまだ観ていただけて、本当に嬉しく思っています。自分たちの現実に対して考えるきっかけになるようなポイントが届いていれば嬉しいと思っています。」と本作のさらなる飛躍への想いを言葉にしていた。


本作は戸田彬弘監督が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市⼦のために」が原作。観客から熱い支持を受け2度再演された⼈気の舞台が映画化となった。

大ヒット公開中

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作品紹介

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