「仏版伊東四朗?ずっと見ていたい芸達者」『最高の花婿 ファイナル』じゃんぽ~る西&西村カリン登壇トークショーイベントレポート到着!

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4月10日(月)

世界145か国で公開され、日本でも大ヒットしたフランス国民的コメディ映画『最高の花婿』『最高の花婿 アンコール』、ついにシリーズ最終章『最高の花婿ファイナル』がいよいよ公開。4月8日(土)にリアル国際結婚夫婦であり、本シリーズを123すべて応援している、漫画家のじゃんぽ~る西、ジャーナリストの西村カリンによる初日トークイベントが行われた。

フランスで5人に1人が観たという、国民的大ヒットを飛ばした『最高の花婿』(2014)。フランスはロワール地方を舞台に、敬虔なカトリック教徒で保守的なヴェルヌイユ夫妻の4人の娘たちが、それぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人、コートジボワール人と結婚したことから起こる異文化バトルをユーモアたっぷりに描き、日本でも大絶賛を浴びた。2019年には続編『最高の花婿 アンコール』ができその年のフランス映画興行収入No.1を獲得した。そしてさらには2022年、3部作として作られた続編はまさにフィナーレを飾る最終章。欠点だらけだが憎めないあの多国籍ファミリーが、さらなる大騒動と事件を抱えて帰ってくる!

*トークリポート
Q.感想は
じゃんぽ~る西:中国系フランス人シャオに親しみがわき、感情移入しました。頑張っている姿を応援しました。そして、主人公クロードが大好き、見ていてあきない、一秒たりとも止まらず、魅せてくれる。イラストにも描きましたが。疑り深い顔、悪だくみの顔、なんかいいですね。芸達者で、日本でいえば・・・伊東四朗さんに近い感じ。
西村カリン:フランス人の大好きな家族コメディ。クロードはほんとは嫌なおっさん、なんだけどステレオタイプすぎて笑ってしまう。妻役のシャンタル・ロビーはフランスにいたころ、TVのコメディ番組でいつも見ていたので、嬉しいです。老けたと言われ、速攻でヘアサロンに行くシーンはかっこよかった。婿たちは子どもっぽい、妻たちはリーダーシップあり、しっかりしていて、対比が面白かった。
西:フランスに住んでいたころ、日本人女性たちは美味しいもの食べて楽しく馴染んでいたのに、日本人男性たちはやせ細っていった。男性は、人種、文化、職業など属性で考えるからか。本作では婿たちは文化的に対立しているが義父に対しては同盟を組んでいて同じ属性という繋がりが出来、婿たちはそこから入っていける。

Q.推しキャラは
西:シャオです。初公開時に比べかっこよくなっていた。若いけど口ひげも似合って、風格さえあった。ドイツ人のヘルムートの屋敷で、アートに触ってしまい、ヨーロッパの白人3人に「無作法」と怒られるシーンは身につまされた。ただ、そのアートがばかばかしい感じで、監督の優しさを感じました。

Q.7年前監督にインタビューしましたね
西:落ち着いた方でした。あれから、コロナやウクライナのことが起こり、世界状況が変化しました。それでも監督は「物語の強さを信じる」とおしゃっていてクリエイターの強さを感じました。

◆じゃんぽーる西 推し動画
シャオが怒られるシーン。複数の白人に一人のアジア人が「教養がない」と攻撃されているシーンで笑えないくらい切ない。見てて辛いシーン
『最高の花婿 ファイナル』シャオが怒られる

また、シリーズ完結を記念し<最高の花婿イッキ見 花婿祭りウィーク>と題し新宿K’s cinemaほか各劇場にて1,2の上映が決定、詳しくはセテラ公式HPまで!
公式サイト

4月8日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

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作品紹介

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