韓国映画史上最も残酷な映画と称される『オオカミ狩り』より、本作で新境地を開拓したソ・イングクのまさにキラースマイルと呼ぶにふさわしいゾクッとする笑顔の写真を大公開!
フィリピンに逃亡した極悪犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”。 太平洋のど真ん中に浮かぶ監獄は、犯罪者たちの反乱により血で海を染める。そして、〝怪人”が目覚めたとき船上は地獄と化す。果たして、生き残るのは……。
監督を務めるのは、『メタモルフォーゼ/変身』『共謀者』などを通じて“ジャンル映画のマスター”として地位を築いてきたキム・ホンソン。2017年にフィリピンへ逃亡した韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースから着想を得て、想像を絶する残虐な映画を創り上げた。そんな本作は、韓国映画としてはポン・ジュノ監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』以来16年ぶりに第47回トロント国際映画祭のミッドナイトマッドネス部門に正式出品となったほか、第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞するなど、各国のジャンル映画祭を席巻。容赦ない残酷描写で話題の「『哭悲/THE SADNESS』に匹敵するほど血生臭い映画」と評されている。
ソ・イングクは、2009年「スーパースターK」という韓国の歌唱コンテストで72万人の中から頂点に立ったまさに逸材。12年に俳優デビューを飾り、同年にドラマ「応答せよ1997」で初主演を果たし社会現象を巻き起こすヒットとなりブレイクする。これまでラブストーリーやロマンチックコメディなどが多かったソ・イングクが本作では悪役に初挑戦という事で並々ならぬ気合の入れようで、16キロも増量しこの役に挑んだ。さらに全身に施されたタトゥーは彼が演じるジョンドゥが幼いころからのもので、お金を稼ぐたびに増えていったものだという。一度に入れられたものではなく、様々な動物がバラバラに入っている。デザイン自体もタトゥーチームだけでなくソ・イングクとも相談しながら作り上げていったというこだわりようだ。
可愛らしいベビーフェイスのはずが、血まみれの状態で冷徹な笑顔だとこんなにも残虐な顔に見えるのか!と驚きを禁じ得ない。監督も「ソ・イングクさんの四白眼(上下とも白目が見える目のこと)の演技は必見です」と絶賛する、ソ・イングクの印象的な目の演技にも注目だ。果たして、生き残るのは誰だ?そして怪人の正体とは?オオカミ狩りの意味とは?
4月7日(金)新宿バルト9ほか全国公開!