1989年に少女まんが雑誌『りぼん』で連載された不朽の名作の実写映画化『耳をすませば』より、原作やアニメーション映画でもおなじみの中学生時代の雫や聖司を映した本編映像が到着した。
読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、1995年にはアニメーション映画が公開され、大ヒットを記録。その後地上波でも度々放送され、今なお色褪せない青春漫画の金字塔として、歴史に刻まれている。今回の実写映画では、漫画・アニメ映画で描かれた中学生時代の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わった。
■『耳をすませば』本編抜き映像
夏休みに学校で待ち合わせをした雫と夕子が、ベンチに座りながら好きな人についての話を始めるシーンからはじまり、雫がベンチに置き忘れた本を聖司が見つけ、雫に物語のネタばらしをしてしまうシーンが続く。雫は本の貸出カードで“天沢聖司”の名前を確認し、原作や、アニメーション映画でもおなじみのセリフ「やなヤツ!やなヤツ!」を連発!雫にとっては最悪な出会いを果たすことになる。

そして、夕子の杉村への気持ちを知った雫はある日の放課後、杉村を神社に呼び出す。夕子の想いに対して全く鈍感な杉村に苛立った雫は「夕子はね、あんたのことが好きなのよ!」と打ち明けてしまう。その後の、杉村の思わぬ返答にたじろいでしまう雫の姿は、ぜひ劇場でご覧いただきたい。

さらに、中学の屋上での雫と聖司のシーンも見逃せない。物語を書くことを決めた雫を聖司が鼓舞する、2人の10年後を想像させるような印象的なシーンだ。甘酸っぱい中学生時代を過ごした4人が、10年後どのような大人になり、どんな夢を追いかけ、どんな恋をしているのか。リハーサルを何度も重ねたという若手キャストたちの名演も手伝い、原作やアニメーション映画の記憶を懐かしみながら、彼らの未来に想いを馳せることのできる映像となっている。

10.14 ROADSHOW