「全世界にアピールするようなサメ映画を」『海上48hours ―悪夢のバカンス―』制作陣が語るメイキングインタビュー映像解禁!

(C) Vitality Jetski Limited 2021
7月23日(土)

海底に閉じ込められた危機的状況から脱する恐怖を描いたパニックスリラー『海底47m』シリーズの製作陣が、舞台を海上に移して再び海の恐怖を描くサバイバルスリラー『海上48hours ―悪夢のバカンス―』より、監督・脚本家・プロデューサーら制作陣が、制作を振り返り、映画のポイントを語るメイキングインタビュー映像が解禁!

今作は、コロナ禍で世界中があらゆる面で大混乱の最中にあった2020年10月からマルタで3週間の撮影が行われた。本作でプロデューサーを務めたアンドリュー・プレンダーガストは、サメ映画が好きであるという共通点を持っていた本作の脚本ニック・ソルトリーズと、「全世界にアピールするような映画を作ろうということになった」と本作制作のきっかけを振り返る。海上を漂流する彼ら5人を襲う恐怖とサバイバルを描く中でも、登場人物たちが織りなす“ドラマ”がその恐怖に巧みに融合しているのもポイントである本作。プレンダーガストはさらに、「エキゾチックなロケーションを舞台に、非常に巧みに描き出されたキャラクターが登場するサメ映画を作れば、困難な今の時代に楽しい映画を提供できると思った。みんなが楽しみ、ワクワクするような映画になったらと思う」と語る。
ソルトリーズは、「製作のアンドリュー・プレンダーガストとは、プロデューサーである共通の友人を通して知り合った。それで他の企画について話していたんだが、アンドリューと初めて会ったときに聞かれたことの一つが、「サメの映画を作ったことがあるのでは?」ということだった。確かに僕は、サメの映画を1本作ったことがあった。それを彼に見せたら、気に入ってくれたんだよ。そういった経緯で、一緒に脚本を書くことになった」と振り返る。
ジェームズ・ナン監督は、コロナ禍の中で行われた制作について様々な苦労を振り返り、「パンデミックの制限下に予算内で何ができるか、脚本をさらに良くするにはどうしたらいいかを考えていった。また、演じるキャストも重要だ。あとは、信じさえすればうまくいく。」と語る。さらに、「パンデミックはキャスティングの負担を増やした。多くの俳優がロックダウンされたロンドンからマルタの秋の太陽の下に逃げ出したいと思っていたようで、7分の尺のオーディション動画が約300本送られてきたんだ。そのおかげで、主役にふさわしい才能を見つける余地は十分にあった」などと語る。

撮影監督のベン・ムールデンは、本作を海上で身動きが取れないキャラクター達による“密室劇”だと考えていたという。「基本的にこの映画は、密室劇なんだ。海の上の水上バイクが舞台で、登場人物は3、4人。僕たちは、事前にがっちりと決めておくのではなく、流れに従って臨機応変に行こうと決めていた」などと振り返る。撮影にあたり、『ロスト・バケーション』や『ジョーズ』なども参考にしたという。
本作で特に気になるのはサメの造形。本作のサメに命を吹き込んだのは、30年以上の間、映画やTV業界にサービスを提供する、世界的に認められたポスプロスタジオのリップシンクの視覚効果部だ。視覚効果部のコンサルタントを務めたポール・ドチャーティは「『ジョーズ』から『コン・ティキ』に至るまで、これまで作られた、あらゆるシャーク・ムービーを観たし、『トゥームレイダー2』のサメをパンチするシーンまで観ている。どんな方法で彼らを恐ろしい脅威に見せているか研究する為にね。視覚効果は常に進化の過程にあるプロセスで、これまでに達成されたことの上に工夫を重ねて、更に良いものを作っていく。そして、コンピューターの低価格化が、よりワクワクするトリックを可能にしてくれたんだ」と自信を込める。

【公式】『海上48hours ー悪夢のバカンス―』メイキングインタビュー動画

7月22日(金) 新宿バルト9 他 全国ロードショー

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