第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞したチェン・ユーシュン監督最新作『1秒先の彼女』が絶賛上映中!
“時間”をめぐる新たなラブストーリーの傑作との呼び声高く、先週末からの封切りにも関わらず、すでに2、3回目の鑑賞となるファンが続出!SNSには「今年ベスト級のラブストーリー!」「細部まで巧妙な脚本が見事」「フィクションの力でここまで笑えて、泣けるなんて最高」「焦らないで自分自身を愛してあげようという優しいメッセージに感涙」など、熱い想いをのせた感想が続々とあがっている。
また、「ロケーションが素晴らしく“台湾ロス”が満たされた!」と台湾ファンの間で話題に。今回は、聖地巡礼のために必見&ファンでなくても楽しめる台湾の観光スポットをまとめてご紹介。コロナ渦が落ち着いた後、旅行に行く前の予習として役立てみては。
◆美しい海辺の町・東石村(嘉義県東石郷)

シャオチーが消えた“1日”を探しに訪れたのはノスタルジックな雰囲気が旅情を誘う、漁港の町。その撮影が行われたのは、チェン・ユーシュン監督のデビュー作『熱帯魚』(95)の舞台となった嘉義県・東石村(実際に『熱帯魚』の撮影が行われたのは、近隣の台南市・大甲)なのだ。満潮時には道路が冠水することも。劇中では、バスがまるで海上を走っているかのようなシーンが登場するが、美しく幻想的な景観に、誰もが思わず息を吞むはず。
実は台湾一の牡蠣養殖港で、牡蠣好きにはたまらない観光スポット!
◆東石郵便局(嘉義県東石郷)

劇中では「郵便局」と「手紙」が重要なキーワードとして登場。なんの変哲もない小さな郵便局…ですが、映画を観たら必ず訪れたくなるはず。
局名:東石郵局(嘉義49支)
住所:嘉義縣東石鄉東石村34號
◆台北の夜市・士林夜市(台北市士林区)
主人公・シャオチーが暮らす台北は、台湾最大の都市であり、経済、政治、文化の中心地。そんな台北の夜のお楽しみといえば「夜市」。特に「士林夜市」は台北一ビッグな観光夜市。リーズナブルで美味しいB級グルメを食べ歩きしよう!
◆ニセの郵便局に注意(新北市・淡水)

シャオチーが働く郵便局を忠実に構築するために、外観、窓口、処理センター、休憩所などを制作。あまりにも本格的な外観だったため、撮影中に多くの人が本物の郵便局と間違えて、手紙や小包を投函しに来てしまったほど。偽の現金自動預け払い機には、一般の人が利用しないように注意書きを貼らなければならなかった。(劇中の舞台は台北だが、セットが建てられたのはお隣の新北市・淡水)
新宿ピカデリーほか絶賛上映中