美しき最強のスパイ“ブラック・ウィドウ”の過去と秘密が描かれる映画『ブラック・ウィドウ』で、2年ぶりに迎えるマーベル・スタジオ映画の劇場公開を記念して、日本版声優を約10年に渡り担当してきた米倉涼子とブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を持つ“妹”エレーナの声を担当する人気声優・田村睦心が、マーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』の見どころについて熱く語る公開直前イベントが開催された。
本作では、過去作で見ることのなかったブラック・ウィドウの“白”ビジュアルが話題となっているが、そんなブラック・ウィドウをイメージして白いパンツドレスで登壇した米倉涼子。『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されてから2年という長い月日が経ち、ついにマーベル映画が帰ってくることについて「エンドゲームから2 年が経ち、やっと公開を迎えます。本日はこの場所に立つことができて嬉しいです」と喜びを語る。その後MC の「おかえりマーベル映画!」、米倉の「ただいま!『ブラック・ウィドウ』!」という掛け声により、最新予告【“家族”編】も映画館の大スクリーンで上映されたが、米倉は凄まじい迫力と壮大なスケールが描かれた本作の魅力を「アベンジャーズとは違うけれどマーベル作品らしいアクションと、謎めいていたブラック・ウィドウの感情が見え、観る人の心に響く作品になっていると思います」と語る。
また、ブラック・ウィドウの過去を知る重要人物として登場する“妹”エレーナの日本版声優を担当した、田村睦心も続けて登壇し「ようやく公開を迎えますので、楽しみにしております。ブラック・ウィドウの本当の気持ちが見える作品になっておりますので早く皆さんに見ていただきたいです」と心境を明かした。ブラック・ウィドウと同じくスパイ組織“レッドルーム”の無情なトレーニングプログラムによって生み出されたエレーナというキャラクターについて、田村は「ブラック・ウィドウと違うのは、妹という存在なのでどこか子供っぽいというか感情豊かで冷酷な暗殺者ではありますが、人間味を帯びている子だと思います」と、ブラック・ウィドウとの関係についても触れている。

これまでアベンジャーズを繋いてきたブラック・ウィドウの語ることのなかった過去が明らかになる本作の見どころを米倉は「アクションです!息つく暇もなくビュンビュン飛んでますからね!」と断言。一足早く映画を鑑賞した米倉は「家族ではあるんですが、ブラック・ウィドウと“妹”エレーナの戦闘シーンがあって、ブラック・ウィドウの新しい一面を発見することができました。あとビールを一緒に飲むシーンとか(笑)」と印象的だったシーンを明かした。一方で「家族愛に執着し、感情豊かなブラック・ウィドウが見ることができます」と明かすように、本作を観て家族の大切さを実感したそう。米倉がブラック・ウィドウの日本版声優に選ばれてから約10年、『エンドゲーム』での衝撃の決断でブラック・ウィドウの過去が謎に包まれたまま終わるかと思いきや、このタイミングで初の単独主演が決まり、まさに“集大成”とも言える作品が誕生した本作。米倉は「初めてブラック・ウィドウに声を入れた10年前を鮮明に覚えています。アベンジャーズは終わらないものと思っていましたが、本作がブラック・ウィドウの集大成ということで気持ちを引き締めて挑ませていただきました」と『アベンジャーズ』から始まった約10 年分の熱い想いを語り、本作を観ることで『エンドゲーム』が本当の意味で完結を迎えることができるのだと言及した。

さらには、これまでブラック・ウィドウを演じてきたハリウッド女優スカーレット・ヨハンソンと、“妹”エレーナ役のフローレンス・ピューから、サプライズメッセージが到着!「日本の皆さんこんにちは」と二人の揃った声から始まり、ピューは「私たちも日本に駆け付けたかったけど私たちの心は皆さんと共にあります。『ブラック・ウィドウ』をぜひ劇場でお楽しみください」と日本のファンに向けてコメント、ヨハンソンは「涼子久しぶり!ロスでの『アベンジャーズ』初上映以来ブラック・ウィドウを9 年間も応援してくれてありがとう。またお会いしましょう」と米倉に向けてメッセージを贈った。米倉は突然のサプライズに驚いた様子を見せ、「感動して立てません…。忙しいお二人からメッセージをいただけて嬉しいです。」と感極まって涙を見せた。最後は、これから絶え間なく劇場公開を迎えていくマーベル映画の先陣を切る記念すべき作品の公開を祝い、ハンドキャノンで“祝砲”を発射し盛大な演出でイベントは幕を閉じた。
7月8日(木)映画館&7月9日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開