黒人キリスト教会ルーツの宗教音楽「ゴスペル」を歌う日本人たち…ゴスペル音楽ドキュメンタリー映画 『歌と羊と羊飼い』劇場公開!

5月31日(月)

ドキュメンタリー映画『歌と羊と羊飼い』が本年10月から東京・ユーロスペース他にて劇場公開決定!

監督は、ベトナム人青年と日本人青年の結婚式を描いた『ぼくと、彼と、』(2019年)、クレイジーケンバンドの聖地・伝説のライブハウス『FRIDAY』(2020年)などのドキュメンタリー映画を手掛ける四海兄弟。

スペイン出身のゴスペルシンガー(MARISA)、全国ゴスペルコンテストの頂点を目指す少女たち(眞塩藍咲、HIKARU)、米国黒人教会で活動していた牧師(Rev.Taisuke)、ゴスペルに真摯に向き合うミュージシャンたち(遠谷政史、大山小夜子)、ゴスペルに出会い変わっていく主婦(杉本民奈子)の姿を追いながら、「歌」「生きること」を描いたドキュメンタリー作品となっている。

ゴスペル音楽は黒人教会にルーツを持ちキリスト教と密接な関係にある。日本のゴスペル人口は約20万人、そのうち90%以上がノンクリスチャン、無宗教の人々がゴスペル音楽に親しんでいる。
このような現象は世界にもあまり類を見ない。
なぜ、無宗教の日本人が宗教音楽のゴスペルを歌うのか、本作では個々人の経験・インタビュー・活動を追いながらその一端を明らかにもしている。


本作の見どころは何といっても、我々が普段目にすることのない洗礼シーンである。日本でも珍しい海での洗礼。その貴重なシーンが撮影されている。

また、作品内では、昨年8月に急逝したシンガー・松谷麗王の貴重なインタビュー映像や彼が率いるPencil Bunchの姿も撮影されている。
松谷麗王は、日本のゴスペルレジェンド亀渕友香に師事し、次世代のゴスペルリーダーと目されていたゴスペルアーティストである。
彼の急逝は多くのゴスペルファンに悲しみを持って伝わった。

製作総指揮は、日米のゴスペルを追ったドキュメンタリー『GOSPEL』(監督:松永大司|2014年)のプロデューサーを務めた飯塚冬酒。
自身がゴスペルを歌うことなく、どこのゴスペル派閥にも属さずに14年続く日本最大のゴスペルイベント「横濱ゴスペル祭」を作り上げた、日本のゴスペル界では稀有な存在でもある。

本年初秋~劇場公開予定に先駆けて、日本最大のゴスペルイベント「YOKOAHMAゴスペルフェスティバルVOL.14 横濱ゴスペル祭2021」(2021年8月29日開催|神奈川県民ホール)にてプレミア上映を予定している。

『歌と羊と羊飼い』予告編

10月より東京・ユーロスペース他にて公開

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作品紹介

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